下呂市内を流れる飛騨川の河畔には、無料の露天風呂があります。
露天風呂は、石をコンクリートで固めた簡単なもので、脱衣場もありませんし、むろん洗い場などもありません。
全方位360度見渡す限り遮蔽物はゼロで、言い換えれば下呂市内のあらゆる場所から丸見えの、実におおらかな露天風呂です。
左の写真は下呂大橋からのものですが、河原の左方向にその露天風呂はあります。
お湯は河原にある下呂温泉の源泉からパイプを通して引き込んでいます。
かけ流しですが、源泉の湯温が55℃あり露天風呂の湯口でも45℃以上になるため、
水を引き込んで調整しています。
露天風呂の管理は、約10名の会員からなる「露天風呂同好会」が行なっています
早朝に湯を抜いて清掃し、再び湯口から温泉を注ぐのですが、八畳程の露天風呂が満水になるのには2〜3時間必要です。
このため、午前10時前後では湯量が少なく寝そべって湯に浸かる事になります。
また、清掃直後は湯温の調整が上手くできないため、ほぼ45℃前後の熱い湯に浸かる事になります。
江戸っ子を自称される方には最適な湯温かと思います。
毎日この温泉を利用される方は、是非、露天風呂同好会の会員になる事を
お勧めします。年会費は2000円。
下呂温泉露天風呂は無料ですが、
実は、この温泉の維持管理はとても大変なのです。
毎日の清掃は無論ですが、4年に一回ほど起きる飛騨川の氾濫により、露天風呂は土砂で埋まり、その都度に重機を
使用して石を取り除く始末です。
また温泉への入り方を知らない若者も多く、温泉内で飲食したり、ゴミを散らかしたりと散々です。
このため、温泉同好会のメンバーは誰でも気分よく温泉を利用するため、定期的に巡回しマナー違反者には厳重注意(これは半端ではありません。メチャメチャ怒られます)しています。
ちなみに、温泉への入り方をご存知ない方に注意点を・・・
1、温泉ではあるが共同風呂である事。
2、入浴前にはかけ湯(体に湯をかけてきれいにする事)をし、特にケツやチンチンは念入りに洗う。
3、温泉に入る前に既に入っているものが居れば挨拶をする。
4、下着を着用して入らない。
※パンツに雲古がついていればなおさら。衆人の目を気にするな!堂々とチンチンを見せろ!
5、女性は水着を着用。
※目のヤリ場に困る
6、タオルは湯に浸けない。
※あなたの垢が私の体に付く。
7、石鹸やシャンプーで体や髪の毛を洗わない。
※そのような設備はありません。温泉は温泉成分を体に付着させて始めて温泉の効能が効果的になる。
洗い流すなどとはもってのほか。
8、飲食はしない。特に酒などの持込は厳重処罰の対象。温泉で酒が飲みたければ、それなりの料金を払い
飲酒が可能な温泉へ行ってちょうだい。老若男女を問わず露天風呂を利用するため醜態をさらすな。
9、ギャアギャア騒ぐな。静かに入れ。プールと勘違いするな。
以上、独断と偏見に満ちた温泉マナーでした。
露天風呂には1時間ほど入っていたでしょうか。
あまりにも開放的すぎるため、近くまできては躊躇する人が多いのですが、
手招きをすると安心したように湯に浸かります。
どこから来たのと聞けば近隣は無論のことですが、鳥羽市から小学生がこの露天風呂
へ入りたくて来ていたのにはビックリしました。いい思い出になったと思います。
開放感あふれる下呂市の露天風呂ですが、湯に浸かれば羞恥心も吹っ飛んで、橋の上から見られようが、堤防から見られようが、
程よく暖かい湯に極上の幸せを感じます。ホントに風呂はエエナー。極楽、極楽。