タイムラプス・インターバル撮影・微速度撮影は定点撮影が基本

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タイムラプス(Time Lapse)・インターバル撮影は定点撮影が基本

露出は一定に、オートフォーカスは厳禁、手触れ機能はOFFにする

■インターバル撮影に必要なもの

●  カメラ  一眼レフカメラ(特に夜間は絶対的)・昼間の撮影であればコンデジでも良い
●  三脚  グラグラするものは駄目!頑丈なものが良い
●  レリーズ  直接シャッターを押すと写真がブレる。タイマー付レリーズであればなお良い
●  時計  手動でシャッターを押す場合に、一定間隔で撮影するため必要

■インターバル撮影の注意点

●  バッテリーはフル充電のものを使用
撮影は長時間になります。
撮影途中で電池切れにならないようにフル充電のものを使用します。
また予備のバッテリーも必要になります

●  記録メディアは容量の大きいものを使用する
タイムラプスの方法(記録メディアは大きいものを使用)
一秒間隔で一時間撮影すると3600枚になります。
このため記録メディアは容量の大きなものが必要です。

●  記録する画像サイズは記録枚数を優先するサイズとする。(推薦:Mサイズ)

動画で使用するならば大きなサイズの画像は必要ありません。
サイズは1920×1080 ピクセル以上あれば充分です。
Mサイズであればメディアへの記録枚数が増えます

●  ピント合わせはマニュアルフォーカス(MF)が基本

インターバル撮影ではピントをオートフォーカス(AF)にすると撮影のたびにピントを合わせます。
オートフォーカスでは指定された時間内にAFが決まらない時があり、ピンボケになる場合が多々あります。
構図を決めたらマニュアルフォーカス(MF)でピントを合わせ、テープなど でピントリングを止めておきます

●  露出はマニュアルか露出優先AVを選択し一定の露出を保つ

自動露出にはしないようにします。
露出が一定でないと動画にした場合に画面がチラつきます。

●  ホワイトバランスはオートにしない。
ホワイトバランスはオートにしないようにします。
ホワイトバランスをオートにすると、ピントと同じくカメラが撮影のたびに ホワイトバランスを測定するため画像の色が一定しません。
このため撮影前に、天候に合ったホワイトバランスを選択しておきます。

●  長時間露光ノイズ低減はOFFにする
タイムラプスの方法(長時間露光ノイズ低減はOFFが基本)
カメラが長時間露光ノイズ低減の設定ができるようであればOFFにします。
これがONになっていると この処理のため撮影時間と同等の処理時間が必要になります。
ノイズ低減ONでは、一定間隔の撮影が不可能になります。

■インターバル撮影の方法


1、三脚をしっかりと固定しカメラを取り付ける

タイムラプスの方法(三脚をしっかりと固定が基本)
三脚はグラつかないように安定した場所にしっかりと固定します。

タイムラプスの方法
カメラをしっかりとセットして水平をとります。

2、構図を決めてピントを合わせる。

タイムラプスの方法・構図を決める
被写体の動きを予測して構図を決めます。
マニュアル操作でピントを合わせます。
オートフォーカスAFは厳禁です。
また、三脚に固定するためIS手ブレ補正機能はOFFにします。
IS手ブレ補正機能がONの状態では、ピントが甘くなります。
※写真はカメラとパソコンを接続し、付属ソフト(Utility&ライブビュー) によりピントを合わせています。

タイムラプスの方法・ピントリングを固定
ピントがしっかりと合っていることを確認したら、 テープ(絶縁テープが最適)でピントリングを固定します。

3、一定間隔でシャッターを切る。

タイムラプスの方法・一定間隔でシャッターを切る
露出はAVモード(露出優先)かMモード(マニュアル)で一定の露出を選択します。
シャッタースピードはカメラ任せですと最長30秒が限度になります。
もしシャッタースピードが30秒以上になる時はISO感度を上げて 調整します。

シャッターボタンには直接触れないように、レリーズでシャッター操作をします。

タイムラプスの方法・レリーズでシャッター操作
時計を見ながら一定間隔でシャッターを切ります。
とても退屈な時間ですがひたすらシャッターを押し続けます。
※撮影が長時間に及ぶ場合はタイーマ付きレリーズをお勧めします。

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