インターバル時間(5秒間隔・10秒間隔・30秒間隔)が相違するものを、同一のフレームレート(30p)で出力すると
動画の表示速度が一定しません。
例えば、それぞれ5秒間隔、10秒間隔、30秒間隔で撮影したものを、30pで出力しますと
5秒間隔=5秒×30枚の写真=150秒
10秒間隔=10秒×30枚の写真=300秒
30秒間隔=30秒×30枚の写真=900秒
フレームレートは1秒あたりのコマ数なので、5秒間隔で撮影したものは150秒かかって撮影したものを1秒で表示する事になります。
以下、10秒間隔で撮影したものは300秒を1秒で、30秒間隔でしたものは900秒を1秒で表示する事になります。
インターバルの間隔が長いものほど表示速度が速くなります。
現実にはありえない極端な例としては、東京〜大阪間を新幹線の運転席から4分間隔で撮影し30pで出力すれば、1秒間で大阪から東京までの
景色を動画として再生出来ます。
このように、インターバルの間隔がまちまちなものを同じフレームレートで出力した場合表示されている動画は時間軸がバラバラなものになってしまいます。
それでは、同じインターバル時間で撮影すればいいのではないかとの疑問も沸きますが、撮影の条件が一定ではないためそれもままなりません。
特に、太陽光が明るい日中と夜間撮影ではインターバルの間隔が大きく異なるはずです。
それではどうすればいいのでしょうか?
そのような場合は、一旦動画として出力して再度その動画を編集ソフトに取り込み、場面ごとにカットして再度表示時間の設定を行います。
C 別名で再出力する
ちなみに、再生速度を遅くする場合50%の遅延であればカクカク感はあまり目立ちません。
100%の遅延ですとカクカク感がはっきりしてきます。
50%の遅延の場合、動画作成時に1秒あたりの表示枚数を15枚にすれば50%の遅延と同じ事になりますが、むしろ
こちらの処理方法ではかえってカクカク感が目立つようです。
これも同様の処理方法になります。
場面ごとに取り込んだ動画を分割し音源の長さに合わせて各場面の再生速度を調整します。
次の動画は音源に合わせて、一旦出力した動画の再生速度を調整したものです。
白川郷の場面は80%、夕日に輝く雲の場面は50%再生速度を遅くしてあります。
大きな問題はなさそうです。
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